八ヶ岳南麓で桜を楽しむ

Magazine

北杜市で桜を楽しむ。春に訪れたい桜の名所をご案内

山あいに凛と立つ一本桜、牧草地の脇をのびる桜並木、湖のまわりをゆっくり歩ける桜景色。さらに少し足を延ばせば、韮崎市には山梨を代表する一本桜。八ヶ岳南麓エリアには美しい桜の景観を楽しめる場所がたくさんあります。

桜そのものの美しさはもちろんですが、北杜市周辺の桜は、山の残雪、広い空、畑や牧草地の空気感まで含めて記憶に残るのが魅力です。

今回はおすすめの桜スポットとして、山高神代桜、眞原桜並木、蕪の桜並木、牛池の桜、そして韮崎市のワニ塚の桜をご紹介します。

1.山高神代桜

北杜市の桜を語るうえで、まず外せないのが山高神代桜です。

実相寺にあるこの桜は、北杜市が国の天然記念物として紹介している名木で、樹齢約2,000年ともいわれるエドヒガンザクラです。一本の存在感が圧倒的で、華やかというより、静かな迫力を感じる桜という印象があります。

境内でこの桜を前にすると、「春の名所を見に来た」というより、「長く受け継がれてきた木に会いに来た」という感覚に近くなります。観光地としての賑わいがあっても、桜そのものには独特の重みがあります。

例年の開花〜見頃:3月下旬〜4月上旬

所在地:山梨県北杜市武川町山高地内(實相寺)

山高神代桜

2.眞原桜並木

眞原桜並木は、武川町の牧草地の脇にのびる桜並木です。北杜市の案内では約750mにわたる桜のトンネルとして紹介されており、北杜市観光協会も約200本のソメイヨシノが続く場所として案内しています。

この場所の良さは、名所らしい華やかさよりも、北杜らしい広がりの中で桜を楽しめることにあります。残雪の南アルプスを背景に見られる日もあり、歩いていて気持ちのよい場所です。

一直線に並ぶ桜の景色は写真映えもしますが、実際に行くと、ただ写真を撮るだけで終わらず、並木の中をゆっくり歩きたくなります。車で通り過ぎるだけでは少しもったいない場所です。

例年の開花〜見頃:4月上旬〜中旬

所在地:山梨県北杜市武川町眞原地内

眞原桜並木

3.蕪の桜並木

蕪の桜並木は、天気のよい日には桜越しに富士山、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳を望める場所です。

北杜市の桜スポットの中でも、空の広さと山並みを一緒に味わえるのがこの場所の良さだと思います。

眞原桜並木が「歩いて楽しい桜並木」だとすれば、蕪の桜並木は「眺めて気持ちのよい桜景色」という印象です。視界が抜けるため、晴れた日に行く価値が高い場所です。

例年の開花〜見頃:4月上旬ごろ〜中旬ごろ

所在地:山梨県北杜市長坂町中丸2816

蕪の桜並木

4.牛池の桜

牛池の桜は、湖のまわりを歩きながら桜を楽しめる、少し落ち着いた雰囲気の場所です。静かな湖と桜をゆったり満喫できる穴場スポットです。

並木道の華やかさとは違い、水辺ならではの静けさがあり、春の空気をゆっくり感じたい日に向いています。散策路やウッドデッキが整備されているため、慌ただしく名所を回るより、少し足を止めながら過ごしたい方におすすめです。

また、JR長坂駅から徒歩圏にある点も特徴で、車だけでなく電車を使った移動でも立ち寄りやすい場所です。

例年の開花〜見頃:4月上旬〜中旬

所在地:山梨県北杜市長坂町長坂上条地内

牛池の桜

5.ワニ塚の桜(韮崎市)

北杜市から少し足を延ばしてでも見に行く価値があるのが、韮崎市のワニ塚の桜です。

田園地帯に立つ樹齢約330年の一本桜として知られ、八ヶ岳や富士山と重なる景色でも人気があります。一本桜らしい凛とした姿が印象的で、朝、夕方、ライトアップ時など、時間帯によって表情が変わるのも大きな魅力です。

北杜市内の桜を見たあとに立ち寄ると、同じ春の景色でも、並木や湖畔とはまったく違う印象になるはずです。一本桜ならではの潔さがあり、写真目的の方にも非常に人気があります。

例年の開花〜見頃:3月下旬〜4月上旬ごろ

所在地:山梨県韮崎市神山町北宮地地内

ワニ塚の桜

※掲載内容は公開情報をもとに作成しています。開花状況、交通規制、駐車場、見学ルール等は変更となる場合があります。お出かけ前に各公式案内をご確認ください。