伐採・抜根・剪定

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土地を購入し建物を一から建築となっても、「買ったらすぐに建て始められる」というわけではありません。
すでに宅地開発された分譲地などは別ですが北杜市は土地柄、雑木林になっている土地も多く、木を切ったり、草を刈ったり、土をならしたりする「造成」というステップを踏む必要があります。

なお、土地を売却するにあたっても伸び放題の木や草などを伐採・抜根・剪定を行う事でその土地の魅力が存分に引き出される場合もあります。
木を切ったら景色が格段に良くなった(広告写真の見栄えも)、買主様の購入後の費用が軽減されてスムーズな売却活動に繋がるなどメリットは大変多いです。

この造成、どんなものがあるのか、簡単にそれぞれをご紹介します。

伐採

木々を根元から切り落とす「伐採」は、造成でよく見る作業の一つ。

生え放題になった木々を間引くことで、敷地全体の使える部分を広げることができます。軒を出すスペースを確保したり、庭を設けるためにスッキリさせる、といった具合です。
ただ、とりあえず切ればOKというわけではなく、残した方が良い木もあります。
木々は四季を肌で感じられますし、中には樹齢何十年、何百年の立派な木が自生していることもあり、土地の価値と密接に関係しています。

「切るべき木と残すべき木」、ここを考えながら伐採を行うのが重要と考えます。

剪定

「剪定」とは、木そのものは残しつつ建物にかかる枝や葉だけを取り除いていくこと。
伐採するほどではないけど、枝や葉のボリュームが多くて手がつけられない。
そんな時は剪定の出番。見た目も美しく保たれ、日光もバランス良く届くようになり木々の成長にもプラスになります。

抜根

「抜根」は木の根っこごと除いてしまうこと。

建築スペースの下に生えてしまっている木は、基礎を打つときに邪魔になるので残念ながら抜根しなければいけません。
土を外側から円を描くように掘り、斧や機械で根を割りながら少しずつ掘り出していく作業は3つの中で一番時間と根気がいります。

伐採と同じく何でも抜いてスッキリさせればいいというわけではなく、地盤の緩みにつながるので最小限に抑える必要があります。
造成は、最初に「伐採」「剪定」「抜根」をまとめて行うことが多く、「それぞれで費用はいくら」と一言でまとめるのは正直難しいです。木のサイズや難易度、抜根は専用の機械も導入するので、作業内容によって値段も上下します。

もちろん、建てた後にこの中からお願いすることもできます。剪定はメンテナンスとして定期的にお願いする方が多いです。